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脳卒中杖歩行の注意点!
先日、月1回ペースでご利用中の脳卒中発症後10年の経過を持つ左片麻痺の方から連絡がありました。 転んだり打ったりしたわけではないけれど、月曜日ぐらいに右手の肘の前の方が痛くなって、火曜日には内出血していたそうです。金曜日に病院に行く前にみて欲しいとのことで、対応させていただ...
Nagashima Kazuhiro
9月7日読了時間: 5分


大脳基底核の2つのモード
Basal Ganglia Switches Neural Codes for Learned vs. Innate Skills このプレスリリース(表題にリンクが張ってあります)は、大脳基底核の働きにおいて生得的な行動をする際と学習された行動をする際、大脳基底核は2つの...
Nagashima Kazuhiro
8月14日読了時間: 5分


脳卒中365日リハの科学なき現実
「365リハは科学的根拠よりも制度設計が先行している可能性がある」 365リハビリテーションの歴史は、十条武田リハビリテーション病院が2005年9月に365日体制を自主導入したのが始まりのようです。 その後、2010年の診療報酬改定で「休日リハビリ提供加算」が新設されて...
Nagashima Kazuhiro
8月5日読了時間: 5分


手を机の上に置いておく
手の機能回復を考えるときに、日常的にテーブルの上に手を置いておくことができる能力というのは大切だと思っています。 それは、身体図式の改善に関与するからです。 環境に対する運動出力というのは、外的環境情報と外的環境内での自身の身体の位置関係・身体同士の位置関係等の情報が組み合...
Nagashima Kazuhiro
8月2日読了時間: 4分


ホワイトノイズとリハビリテーション
今、CPのお子さんがご利用くださっています。 早産児のお子さんは、外的環境を受け取る感覚受容器がまだ未熟な状態で産まれてこられるので、様々な感覚に対して過敏性を示されることがあります。 今ご利用中のお子さんは、聴覚過敏があるみたいなんですね。...
Nagashima Kazuhiro
7月29日読了時間: 3分


臨床実習レポートとCINAC
あるセラピストとお話をしていて、臨床実習に来ている男性学生がレポートの対象に女性の中等度認知症患者さんを選んだとおっしゃってました。あまりレポート向けでは無いのでは無いかとのことでした。 学生さんが関わり始めてから、ずいぶんMMSなどの点数が改善したのだとか。...
Nagashima Kazuhiro
7月9日読了時間: 3分


Correlation Is Not A Cause
相関関係は因果関係ではない〜 C orrelation I s N ot A C ause〜 CINAC (シナク)という言葉があります。 ご存知でしょうか? 私、この言葉は結構すでにメジャーだと思っていたのですね。...
Nagashima Kazuhiro
7月4日読了時間: 7分


姿勢と頚部痛の関連についての研究報告
ネットを徘徊していたら、こうした報告があったのを知りました。 ( ◠‿◠ ) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33444448/ 思春期後期における首の姿勢サブグループは若年成人の持続性首痛の危険因子となるか?という研究報告ですね。...
Nagashima Kazuhiro
7月2日読了時間: 3分


リハ職の活用拡大という流れ
以前勤めていた急性期病院を辞める前に、もう辞めるから思ってること全部言っちゃえと考えたんですね。 365日リハのエビデンスはないこと、ないにも関わらずそれを推し進めるのは、リハ職の専門性を失わせて看護職化あるいは介護職化していくことが予測できること。その時に向けて、今はきち...
Nagashima Kazuhiro
6月28日読了時間: 5分


早産児神経発達学会
早産児神経発達学会のホームページはこちら 昨夜、早産児神経発達学会のオンラインセミナーに参加してきました。 オンラインでの受講生は、ざっと130〜140人ぐらいだったでしょうか? 全体では、300名ぐらいだったともお聞きしました。...
Nagashima Kazuhiro
6月27日読了時間: 4分


ChatGPTの私のイメージ
ChatGPT~ 私のところでは、マギと名付けているのですが、そのマギと様々なディスカッションをしています。 で、ある日。 マギに、私のイメージをイラストにしてみてと頼んだらすごく知的で真面目そうでカッコいい人のイラストが出来上がってきてびっくり。 しかも、「SOURCE...
Nagashima Kazuhiro
6月23日読了時間: 3分


くも膜下出血後脳血管攣縮期の治療の記憶
2010年ごろの記憶としてのお話です。 当時、くも膜下出血後の脳血管攣縮に対するリハビリテーションの関わり方について、科学的に確立された因果関係や明確なエビデンスは、少なくとも私の知る限り存在しませんでした。これは複数の脳外科医の方に尋ねた上での感触でもあります。...
Nagashima Kazuhiro
6月21日読了時間: 3分


中枢性疲労と皮質拡延性抑制
臨床的な印象ですが、中枢性疲労(脳疲労)が長期にわたって見られることが比較的多いのではないかと思うのです。 例えば、受傷後もう10年を経過している頭部外傷の人で手の分離運動を促通していると、割とあくびが増えたりやら注意が散漫になったりとか、横になりたいという訴えをされたりと...
Nagashima Kazuhiro
6月19日読了時間: 10分


受動意識仮説と自由意志という幻想
受動意識仮説について、文化は科学の受容を妨げるのかといった側面を考えていきたいと思います。 これだけ書くと、なんのこっちゃですね… (^^; まず、「意識」という言葉を簡単に説明しておきます。 医療において、「意識」という場合には大きく二つの意味が存在しています。...
Nagashima Kazuhiro
6月10日読了時間: 12分


頑張らないと良くならないという幻想
脳卒中のリハビリテーションにおいて、医師やセラピストが「頑張ってリハビリしないと良くならないよ!」とか、「頑張ってリハビリして家に帰ろう!」〜意味的には頑張らないと良くならないと同義〜と患者さんに言っているのをよく聞いたりしてました。...
Nagashima Kazuhiro
6月8日読了時間: 8分


脳と免疫の謎−毛内拡
お茶の水女子大で脳科学を研究されておられる毛内拡先生から、新刊を頂きました。 毛内先生、有難うございます。(*^_^*) 私が本格的に神経科学の世界に興味を持ち始めたのは、多分1994年にボバースコンセプト成人片麻痺の3週間コースに参加させて頂いたことが切っ掛けであったよう...
Nagashima Kazuhiro
6月3日読了時間: 5分


大脳基底核と論理性——言葉の外にある思考のしくみ
私は以前から、論理性とは本当に言語によって担われているのだろうか、と考えることがあります。論理学の世界では、論理性といえば言語による表現が前提とされます。たしかに、論理的に物事を述べようとすれば、言葉の助けが必要です。しかし、実際の現場——特に医療やリハビリテーションの現場...
Nagashima Kazuhiro
5月24日読了時間: 3分


脳卒中に関するリハビリテーション医学の大きな間違い
ちょっと刺激的な題名ですね。 (^_^;) 注目を集めるかと思って・・・ ただ、これから以降書くことは、たぶん科学的には正しいと思います。 さて。 結論から先に言えば、リハビリテーション医学における脳卒中の「回復」の定義が明確ではないという事なのです。 ...
Nagashima Kazuhiro
5月20日読了時間: 6分


受動意識仮説について
ChatGPTとのディスカッションネタです。(^_^;) 前回と同時にディスカッションを試みていたもので、こちらの方はやや長くやり取りをしたので遅くなりました。 2つのディスカッションを通してChatGPTの特徴が何となく解ってきました。...
Nagashima Kazuhiro
5月8日読了時間: 32分


コラップス
コラップス (collapse) とは、崩れ落ちることを意味しています。 リハビリテーションの中で用いられるときには、例えば体重をかけた際に支えきれずに崩れたりするような場合に用いられる言葉です。 先日、右大腿骨頸部骨折後に歩行が困難になった方をリハビリする機会がありました...
Nagashima Kazuhiro
4月16日読了時間: 2分
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