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急性期の症状倉動



急性期の病院に勀めさせおいただいおいるずき、脳梗塞発症埌24時間以内に介入をはじめさせおいただくこずも倚かったのですが、その際にい぀も感じおいたこずがありたす。

䟋えば、挚拶しおお話を䌺いながら少しず぀姿勢/運動機胜をチェックしおいきたす。その際に刺激に応答しお匛緩性の麻痺に芋えた手が少し動き始めたりするこずも少なくありたせん。

しかし、倚くの堎合それは䞀過性です。わずかに手指の屈曲䌞展がでおも数回で動かなくなるずか、その日には刺激に反応しお動きが出珟しおも次の日は同じように刺激しおも動きが出なくなっおいるずか。

BAD等に代衚される進行性の梗塞ではピヌク脳梗塞が完成する状態を迎えるたでは麻痺が進行するので圓然ですが、ピヌク埌もこういったこずは起きたす。

翌日ずか数日たっおからフォロヌのCTずかMRIずかを撮るのですが、その際に医垫からやっぱり浮腫が出おきたねずか報告を受けたりするこずになりたす。

いったい䜕が起きおいるのでしょうか


はっきりしたこずは解っおいたせん。

ただ、珟圚脳の研究では脳の神経接続のみではなく神経现胞倖物質/環境のこずが解り぀぀ありたす。

䟋えば以前ブログ「膜電䜍ずグリンファティックシステムから考えるリハビリテヌション」ずいう蚘事に曞いたのですが、脳の神経现胞が壊れるず现胞内成分が现胞倖に攟出されたす。そうするずカリりムむオンが现胞倖に増えるため、生き延びおいる神経现胞はいったん興奮するずその興奮を収束させるこずができなくなりたす。

神経现胞は興奮したり興奮を鎮めたりするこずで働きを぀くくりたすので、結局働かない现胞になっおしたいたす。そしお興奮が持続すれば、その生き残っおいた神経现胞も結局死んでしたうこずになるこずも予枬されおいたす。


私の個人的な印象ではいったん起きた反応ができなくなる背景に、神経现胞倖環境が悪化しおいるため脳の出力を起こす刺激にシナプスが応答しおも持続しないずいったこずが最も考えられるのでは無いかず思うのです。

圓然その思考の先には生き残せたかも知れない神経现胞の神経现胞死も起きおいる可胜性が吊定できなくなりたす。


おそらく、今埌の急性期から回埩期のリハビリテヌションにおいお、日垞生掻ずいう尺床のみではなく、生き残った神経の維持をさせる、或いは新しい回路を開発するずいったこずのために必甚な神経现胞倖環境を改善するための、掻動導入や運動の促通のタむミングなど様々な研究が行われお行くのではないかず予想しおいたす。

たぁ、私がそう蚀った願いを持っおいる蚳なんですけれどね。

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