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意識はいつ生まれるのか?
受動意識仮説のお話ですね。 何度か取り上げている話題です。(*^_^*) 受動意識仮説では、意識は無意識下でつくられる行動選択や運動選択の後に起こる情報処理であるのでは無いかと言われています。 ちょっと受け入れにくいお話かも知れないですね。...
Nagashima Kazuhiro
2023年12月26日読了時間: 3分


アストロサイトによる学習
(画像はカンデル神経科学より) 学習というのは結局シナプスの伝達効率の変化です。 リハビリテーションに関わっている私たちが良く話題にするのはヘッブの法則(ヘブ則)ですよね。 これは、PTやOTで知らない人はおられないと思います。...
Nagashima Kazuhiro
2023年12月20日読了時間: 4分


神経科学の流れ
脳損傷のリハビリテーションには神経科学の知識が必須と言えると思います。 1940〜60年代は、脳に可塑性があるなどと言ったら笑われるぐらいのお話ではあったようです。 可塑性というのは1970年代にノルウェーの神経解剖学者のAlf...
Nagashima Kazuhiro
2023年12月13日読了時間: 3分


脳の可塑性を支えるアストロサイト
お茶の水女子大で脳の研究をされておられる毛内拡先生と少しお話をする機会があったのです。 人の運動と学習などのことについて会話が広がった際に、アストロサイトがシナプスの可塑性を誘導する訳ですが、アストロサイトが活性化するのはどのようなときかというとまだよく解っていないようなの...
Nagashima Kazuhiro
2023年12月12日読了時間: 5分


筋紡錘に対する感覚入力
何度か書いた話題ではあるのですけれど・・・ 筋紡錘の一般的なイメージは筋繊維に直接接続されている様な感じかと思うのです。 どの教科書で学んだのかによって違うのだろうとは思いますが、結構多く見かけるのは錘内筋に直接くっついている様な図ですよね。...
Nagashima Kazuhiro
2023年11月15日読了時間: 4分


認知症にみる問題解決のエラー
とある認知症の方。 昔クロスワードパズルを好んでしておられたので、クロスワードパズルの本をお渡ししてみたのです。 そしたら、電子辞書をお使いになられるのですね。 電子辞書でクロスワードパズル・・・ま、いっか。 で、その電子辞書。わりと頻繁に電池が無くなったと言われて電池を交...
Nagashima Kazuhiro
2023年11月11日読了時間: 3分


側座核に見るやる気
先日、SNSで、「やる気は本当に必用か?」といったお話を展開されておられるセラピストがおられました。 面白く読まさせていただいたのではあります。 やる気が有るとか無いとか、結構言ったりしますよね。 若い頃は、この患者さんは「やる気が無いからリハビリテーションが進まない」等と...
Nagashima Kazuhiro
2023年11月8日読了時間: 13分


筋力と筋紡錘
私、筋力というと皮質の興奮性、α運動ニューロンの出力、筋繊維の応答性、筋繊維の数、筋繊維を包む筋内膜・周膜・外膜の滑り(摩擦)、関節の滑り(摩擦や可動性)、中枢部の安定性、相反神経支配などなどの要素を思い浮かべていたのです。...
Nagashima Kazuhiro
2023年10月19日読了時間: 3分


あるケースでの感覚入力のお話
ちょっと前に、PT.の先生がお越しになったのです。 ちょっと自費リハビリに関心がおありだった様で、色々お話しをさせて頂きました。 話の中で、今「セラピースペースながしま」をご利用中の方の担当をされておられたことが解ったので、先日、その方の同意を得て立位の姿勢と座位の姿勢の写...
Nagashima Kazuhiro
2023年9月17日読了時間: 7分


オッカムの剃刀
皆さん、オッカムの剃刀をお持ちですよね。 お持ちのはずです。 皆さんお持ちのオッカムの剃刀の切れ味は如何ですか? お持ちなのにお持ちであることをご存じない方もおられるかも知れませんね。 オッカムの剃刀というのは、「必要が無いなら多くのものを定立してはならない。少数の論理でよ...
Nagashima Kazuhiro
2023年9月12日読了時間: 7分


物理法則を脳に届けるための感覚入力
脳の可塑性というのは、単純に言えば脳の情報処理の結果、良く用いられる回路が開発・強化され、使用頻度の少ない回路は減少・消失するという流れで起きるものと考えています。 そして、人の行動が自由意志を持っていないということであれば、脳が環境に対して適応するために環境情報を集め、行...
Nagashima Kazuhiro
2023年9月8日読了時間: 6分


頭頂間溝野
ずいぶん前に、身体認知というスライドをつくったのです。 まぁ、何となく資料の芸風を変えようとしたのもあったのです。まぁ、結局芸風が変わったのはこの作品だけなのですけれど。(^_^;) ともかく身体認知に重要な領域として、上頭頂小葉と下頭頂小葉、それらの間に存在している頭頂間...
Nagashima Kazuhiro
2023年8月1日読了時間: 2分


Reflex reversalのメカニズム
足部の感覚によって、下腿の底屈や背屈筋の出力調整がおきているのです。 まず、足部からの荷重かかっていない、足が浮いた状態〜例えるなら遊脚期の足底への接触刺激が入った様な場合の脊髄における情報処理です。 上位中枢と前庭からの出力が描いてありますが、これは、何処にという場所を示...
Nagashima Kazuhiro
2023年7月24日読了時間: 3分


意識と無意識と目標指向型アプローチ
目標志向的アプローチ、目標があると頑張れるという、まぁそういったお話だとは思うのですけれど。 このブログでは、意思とは、行動の後に後付けされる行動の「意味」だといった話題を取り上げてきています。 簡単におさらいをしておきます。...
Nagashima Kazuhiro
2023年7月21日読了時間: 5分


新しいホムンクルスの像
一次運動野(M1)のホムンクルスの像ですね。 この像は、1930年代初めにペンフィールドらは直接皮質刺激をもちいてヒトM1をマッピングしてつくられたものです。 今は2025年ですから、約100年も前に科学的につくられた図ということになります。...
Nagashima Kazuhiro
2023年7月14日読了時間: 7分


神経細胞死と早期リハビリテーション
以前、脳損傷後の神経細胞死のメカニズムについて記事を書きました。 ブログ記事:膜電位とグリンファティックシステムから考えるリハビリテーション 簡単に紹介すると、神経細胞内はカリウムイオンが多く、ナトリウムイオンが少ない状態です。細胞外にはナトリウムイオンが多くて、カリウムイ...
Nagashima Kazuhiro
2023年7月10日読了時間: 6分


姿勢セットと先行随伴性姿勢調節
姿勢セットという言葉があります。 地球上の重力かで生きている人間(まぁ、ほかの動物もそうなのですけれど)のあらゆる動きは姿勢のコントロールと共にあります。 昔、人形遊びをした記憶のある方は多いのでは無いでしょうか? 人形の手を前に突き出したら、人形が前に倒れてしまい、バラン...
Nagashima Kazuhiro
2023年7月6日読了時間: 3分


ヱヴァンゲリヲンの操縦システムと脳機能
エヴァネタはもう古いかもしれないですね。 すごく熱中して見ていました。 今の若い方は見たことが無い人もおられるかもしれませんが、テレビ放映されていた当時は、ものすごい人気でした。テレビで放映される日は誰もが残業をせずに帰っていたと言われています。...
Nagashima Kazuhiro
2023年7月1日読了時間: 7分


随意運動という勘違い
なんとなくですが、「随意運動」という言葉が、多くの人を意思が先行して運動(プログラム)を決定しているという勘違いを助長している気がするのです。 多くの学習された運動プログラムはほぼ無意識下に選択され出力されます。おそらく、高次運動野と基底核ループですでに選択された運動プログ...
Nagashima Kazuhiro
2023年6月29日読了時間: 4分


キブラーテスト
コアスタビリティの簡便な検査方法に、キブラーテストというのがあります。 キブラーテストというのは、 1)立位で開始。 2)片脚立位になる。曲げるほうは、大腿が垂直のまま、膝を屈曲させる。 3)立脚している下肢と反対側の手で、立脚した下肢の足趾に触れる。 4)片脚立位に戻る。...
Nagashima Kazuhiro
2023年6月25日読了時間: 4分
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