脳は世界をどう構築しているのか
- Nagashima Kazuhiro
- 5 日前
- 読了時間: 2分
最初に書いておきますが、これは脳卒中リハビリテーションに関わる人にとって、必読の本だと思います。
もし私が、膨大な知識と、それを文章にする能力、創造力があれば、こういった本を書いてみたいと思わせる本でした。
この本の帯をとったときに驚きました。帯はとても沢山の情報を、書店に来た人の目を引くように描かれた物です。
帯をとってビックリします。シンプルな白地に本の題名が記されたその姿は、読者の「知」に語りかけようとする著者の意図が見える様な気がしました。
この本は購入されたら、是非、帯をとってから読んで欲しいと思います。
内容ですが、私にはここでこの本を充分に紹介し尽くす能力はありません。
この本には、脳の働きを、生活の中の一日〜発達過程での脳の変化〜歴史の中で進化圧を受けて脳がどの様に変化したのか〜そして未来。
さらに科学的に物事を見るという事はどのような事なのか。
そういったことが書かれているように思います。
脳卒中リハビリテーションにおいて、脳のもつ回路が話題にあがりやすいのですが、そうした回路がなぜ必要になったのかという事を理解することは、脳損傷によって起こる症状が、なぜそのような形で出るのか?或いは、どのように対応すべきか?といった疑問を考える上で、重要な知識だと思います。
繰り返しになりますが。
是非、本を購入して帯をとってから読んで欲しいと思います。
毛内先生。
このような本を執筆していただき、本当にありがとうございます。
とても面白く読ませていただきました。
また、何度か読み返すことになると思います。
m(__)m

実は、この本の中に、CINAC(correlation is not a cause)のことが書いてあります。 以下引用です。
『星の並びと王の運命、天候と人々の徳、戦争と信仰の強さ。どちらの世界でも、ヒトの脳は同時に起きるできごとのあいだに意味あるつながりを見いだそうとする。それは進化の過程で身につけた、生存のための敏感さでもあった。ただ、観測と記録を積み重ねるうちに、「いつも一緒に起きるからといって、片方が必ず原因とは限らない」という直感が、一部の人々の頭のなかに微かに芽生え始める。現代の私たちがCINACという短い言葉で表現している感覚の種は、この頃から土の下で静かに育っていたのかもしれない。』
私は、CINACという考え方をここまで美しく表現された文章を、これまで読んだことがありません。



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