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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

Never bend your head.



まだコロナ禍に入る前。

大阪のボバース学会に参加したとき、夕方に行われたレセプションに参加させていただきました。

その時のイベントとしてクイズがあったのです。そのクイズに勝ち続ければ、色紙がいただけるという企画。

クイズに勝つだけの自信は無かったので、そのクイズの正解がわかりそうな人、数人に目星をつけ、徹底的に観察するという邪道なやり方を試みたのです。

それこそ、身体の姿勢の変化、視線、表情、その他諸々を徹底的に観察させていただきました。

それは、まぁ、まんちゃらと言えるのかも知れませんね。(^_^;)

もう時効と言うことで、お許しください。


当時、私は病院に勤めていました。

病院の中で、私を支持するスタッフもおられましたが、役付きのスタッフからは否定的に見られ、何よりその時のリハビリテーション科部長(元院長)と意見が合わず、けんかをしたりしていて、まぁ、追い詰められていたんですね。

言ってみれば、出世レースに巻き込まれてしまっていたので、私を排除しようとする人達も多かったのです。

そんななか、ストレスに起因すると思われるいくつかの症状に悩まされていました。

不眠。突発性難聴。蕁麻疹。右脚ブロックが指摘されたのもこの時期です。血尿を出したこともありました。

加齢に伴うものなのかも知れませんが、タイミング的には仕事上のストレスが関与していただろうと考えています。


なかなか頑張ろうと思っても元気が出ない時期ではありました。


そんなときの学会です。


まぁ、色々あってクイズに勝ち残り、色紙をいただけることになって,幾枚かある色紙の中から選んだのが写真の色紙。


そこには、ヘレンケラーの言葉が書いてありました。


Never bend your head.

Always hold it high.

Look the world straight in the eye.


決してうつむかないでください。

いつも顔を上げていてください。

そして、世界をまっすぐ見てください。


この言葉に助けられ、今の私につながっています。

病院が私を必用としない場所であるならば、いくら給与があったとしても、いくら安定していたとしても。私がその場にとどまることに意味はありません。で在れば、自分の居場所は自分でつくることの方が手っ取り早い。

そういった思いもあってか、今は自費リハビリ事業を行っています。


姿勢はすべての脳の情報処理の結果です。

同時に、姿勢はすべての情報処理に影響を与えています。

情動/感情/認知機能/運動機能などなど分解されて一つ一つの機能として取り扱われる事の多い脳の情報処理の要素は、分解されているが故にそれらをすべて足し合わせても脳の情報処理のすべてを表すことはできません。

それぞれの要素はすべてがつながっていて、それは姿勢となって現れ、姿勢はそれらの情報処理に影響を与えているのです。


脳の構造や情報処理を学んできて、それは確かに言えるのだろうと私は考えています。


この言葉は、私を助けてくれた言葉です。

そして、私が、脳損傷で困っておられる方達にお伝えしたいことでもあります。


本日ふと思い立って、セラピースペースながしまに飾ってみました。

(*^_^*)


Never bend your head.

Always hold it high.

Look the world straight in the eye.


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