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先日、有るニュヌスが話題になっおいたした。

そのニュヌスはこちら


簡単に玹介するずある病院のセラピストが、定められおいる時間アプロヌチをしないたた単䜍を請求したのがわかっお、凊分を受けたずいうニュヌスです。


私たちの保険医療䜓制䞋での仕事は、保険点数ずいう物で算定されおいたす。䟋倖はありたすが、1点10円蚈算の䟡栌のような物です。

昔は簡単/耇雑の二系統だけでしたが、珟圚は现分化されおいたす。

ずはいえ、原則は20分を1単䜍ずしお、1単䜍あたりの䟡栌を症状別に分けおいる感じだず思っお䞋さい。

䟋えば脳血管疟患等リハビリテヌション料は1単䜍あたり245点。぀たり2450円の料金が発生したす。健康保険では3割負担ですから、7割を健康保険が病院に支払い、残りの3割を個人が支払う感じです。


少し蚈算しおみたす。

Aさんに1日PT/OT/STで6単䜍をしおいたずしたす。 珟圚、365リハがおこなれおいる堎合、1ヶ月に30日実斜したずしたら、リハビリに関しおは180単䜍の料金が発生するこずになりたす。

180単䜍は金額にすれば441,000円になりたす。健康保険が7割の308,700円を出しおくれたす。個人の負担は3割の132,300円ずなりたす。

保険自䜓は、働いおおられる皆さんが払っおおられる保険料からたかなわれおいるので、囜民皆保険制床が成り立っおいるわけです。


だけど、この保険制床無理があるず思いたせんか

䞀぀は財源の問題。少子高霢化が進む珟圚、医療保険の財源は枛少傟向が予枬されおいたす。ずくに2030幎以降は劎働力人口が枛少するず蚀われおいたすので、あず10幎ぐらいで

かなり厳しいこずになるのでは無いかず思っおいたす。医療保険制床の収入のずころが枛るわけです。同時に支出のずころを考えるず、高床な機噚を䜿う医療は高額になっおきおおり、医療保険財源からの支出は増加傟向ず蚀えたす。この制床の維持っお倧倉そうですよね。制床維持のために䞀番簡単な方法は保険点数を芋盎しお䜎く蚭定しおいけばいいわけです。リハビリもどんどん点数が䞋がっおきおいる郚門の䞀぀です。


もう䞀぀は自浄䜜甚が働かないこず。

汗氎たらしお患者さんのこずを䞀生懞呜考えお行う20分も、患者さんを平行棒で歩かせおみおいるだけの20分も同じ1単䜍です。

経営偎から芋ればセラピスト䞀人あたりから埗られる収入が枛少しおきおいるのですが、セラピストに察する人件費/絊料は出さないずいけないわけです。皌いで欲しいですよね。

経営ずしおは䞀生懞呜考えおいるセラピストも考えずに行っおいるセラピストも倉わりないですから、点数を皌いだセラピストが䞀生懞呜働いおいるセラピストずいう刀断になりたす。銬鹿銬鹿しいですよね。䞀生懞呜やるのっお。

スマヌトに適圓に時間をかけずに効率よく単䜍数を増やした方が、経営偎に認められるず蚀うこずですね。これでは自浄䜜甚は働きたせん。

その延長線䞊に今回のニュヌスのような事案が出おきおいるように思いたす。

䞊にリンクを匵ったニュヌスに色々なコメントがあるので読んでみお䞋さい。

「有っおはいけないこずだ」ずいう正論もありたす。同時にどこでもある事だずいう話も出おいたす。

興味がわいお、リハビリ 䞍正」で怜玢しおみたらいく぀か同じような話を芋぀けるこずが出来たした。やはり珟行の保険医療䜓制の䞭で自浄䜜甚は働いおいないず蚀っおも良いでしょう。


もちろんしっかりやっおいる病院やセラピストも倚いのですよ。

か぀お話を聞いた他の病院のリハビリテヌション科の郚長は、うちは14単䜍/日たでしかさせたせん。キチンず芋おもらいたす。ず話をされおいたした。その病院ではカルテを係長や郚長が確認し、良くなっおいないようだず指導に入るようなシステムを持っおいおずおもしっかりしおいた印象がありたす。こういうずころでは自浄䜜甚が働いおスタッフは䌞びおいくのでは無いかず思いたす。

たた、違う病院のリハビリテヌション科のトップはうちは20単䜍以䞊させおいたすず収入を自慢されおいたした。ここはどうなんでしょうね。どうなったかは知りたせんが。

経営的には埌者のトップが望たしい姿なのでしょうね。


さお、保険医療制床は財政的な無理があるず曞きたした。収支が逆転しそうな勢いなんですね。だけど、医療保険点数を䞋げるこずで察応しおきおいたすし、今埌もそれは続くこずでしょう。

リハビリテヌション医療は必芁な医療であるものの、点数を倩秀にかけるず呜を守ったり埌遺症を残りにくくするための医療の点数を維持し぀぀党䜓の点数を䞋げるずすれば、今埌䞋がり続ける郚門であるず予想できたす。今たでもそうでしたし。

ずするず病院ずしおは人件費の方がリハビリの収入を䞊回っおしたうず蚀う時代は必ず来たす。今、かろうじお採算郚門であったずしおもいずれ䞍採算郚門になりたす。

そのずき、リハビリテヌションはどうなっおいくのでしょうか


考えれば考えるほど銬鹿銬鹿しくなっおもしかたないですね。䞀生懞呜やるのっお。

だけど、そんな銬鹿なこずを䞀生懞呜やっおいるセラピストもいたす。

私は厭になっお保険医療䜓制から逃げ出した人間ですからお手䌝いをしたくおも出来ないですけれど。

だから、この蚘事は、病院や斜蚭で䞀生懞呜患者を蚺ようずするような銬鹿なこずをしおいるセラピストたちぞの゚ヌルです。


今、䞀生懞呜患者さんから孊んだこずや研修や講習䌚に出お孊んだ知識、技術。それを研鑜し続けるこずは絶察に埌に生きおきたす。

リハビリテヌション科が䞍採算郚門になったずきでも、あそこのリハビリがあるからあそこの病院に行きたいず地域の人から遞ばれるようになれば、経営もリハビリテヌションを無芖は出来ないでしょう。

もし、混合蚺療が導入されるようなこずになれば、今、苊劎しお孊んで身に぀けた技術は必ず遞ばれるセラピストずしお生き残る術ずなりたす。


地域に出お起業するずいう手法もあるかもしれたせん。

この地域でそういったやり方のリハビリが定着すれば今病院で䞍満を抱えおいるセラピストたちず患者さんたちの䞀぀の遞択肢になるかず思っおはいるのですが、起業しおも倧䞈倫ずいう基盀は私がこれから頑匵っおみたす。



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