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筋紡錘に対する感覚入力

何度か書いた話題ではあるのですけれど・・・

筋紡錘の一般的なイメージは筋繊維に直接接続されている様な感じかと思うのです。

どの教科書で学んだのかによって違うのだろうとは思いますが、結構多く見かけるのは錘内筋に直接くっついている様な図ですよね。




だけど、本来筋繊維が直接むき出しになっている場所は無いのだと思うのです。

筋繊維は筋内膜に包まれています。


この写真は、筋内膜から筋原繊維を取り除いたものと書いてありますね。

蜂の巣のようです。

筋内膜と言われるこの長細い袋の中に筋原繊維が入っているわけですね。

じゃ、袋の中で筋原繊維が収縮しても袋の中で伸びたり縮んだりするだけなら、その動きを外部に伝えることができないですよね。

そうすると、筋原繊維と筋内膜はなにかしらの形で接続している必要があります。

これはよくわかっていない様なのですが、インテグリンと言われる接着因子によって接続されているのでは無いかと言われているようです。



取りあえずこれが正しいとして、これで筋原繊維と筋内膜がつながったことになりますね。


すると、筋原繊維の収縮は、筋内膜を引っ張って張力を外部に伝えることになります。

張力を伝達しているのは、筋原繊維では無くて、そこに接続されている膜組織(Fascia)という事になります。

筋内膜−筋周膜−筋外膜はすべてつながっています。

この筋周膜内に筋紡錘が存在しているのです。


筋原繊維が収縮すると、構造的には、筋内膜、周膜などはたるむことになるのだと思います。(思うだけですよ(^_^;))

筋紡錘の錘内筋の収縮は、おそらく筋周膜のたるみを調節する様な働きを持つのではないかと構造からは推測できるのではないでしょうか?

たるみを取ることで、膜がさらに伸張される様な場合やさらに短縮する様な場合、つまりγ運動ニューロンが興奮を起こし、錘内筋が働いたのも関わらず、核袋繊維や核鎖繊維の構造的な変化が起きない場合、ⅠaやⅡなどの感覚受容器が興奮しない状態は筋周膜のたるみを取っている様な状態。そして、γ運動ニューロンが興奮していて、さらに、核袋繊維や核鎖繊維の構造的変化〜引っ張られて細くなるなどの変化をⅠaやⅡなどの感覚受容器が検出すると筋周膜が伸張されていると言った長さの情報を中枢に挙げる様な形で情報処理をしているのではないかと考えているのです。

あ、「私は」ということですよ。


γ運動ニューロンの出力が弱い場合は、筋周膜はたるんでいるので関節を動かして筋肉を伸ばしても、筋肉の長さは適正に検知できないので、中枢神経系は皮膚や関節包、靱帯などからは関節の位置が伸ばされた感覚があったとすると、筋肉からのセンサーは伸ばされている感覚が生じていないことになりますので、情報処理にちょっとした混乱が起きるはずです。

また、γ運動ニューロンの出力が強すぎる場合は、筋原繊維には余裕が有るのに、筋周膜はパンパンに張ってしまうわけですので僅かな伸張にたいしても、ⅠaやⅡなどの感覚受容器はいっぱい引っ張られてますよといった情報を中枢に送るわけですから、これも情報処理上の混乱を引き起こす事になりますよね。


適正な固有受容感覚にするためには、筋内膜、周膜、外膜の張りを適正にする必要があると思うのです。筋肉の形を整えていくというのは大切な介入だと思うのですが、ここのあたりが影響しているのではないかと考えています。


ちなみに、筋内膜〜筋周膜〜筋周膜は起始部や停止部に近づくと成分や構成を少しずつ変えて腱と言われる組織構造になって、骨膜〜骨と接続しています。

この筋原繊維が豊富にあるところから腱組織に移行するあたりに、GTOがたくさん含まれていることになります。



中枢神経系に対する感覚入力は、ボディスキーマ、外的環境の中で自分がどの様な状況で存在しているのかと言った情報や、外的環境情報を脳に送り届け、運動プログラムの選択に関わる大切な要素だと思うのですが、その際にこういった構造的な部分を知っておくというのは,或いは知ろう等するのはたぶんとっても大切なのでは無いかと思うのです。


触れるという事の大切さは、こういったところからも説明ができる様な気がします。


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