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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

スケボーと運動学習 3

4/9

連続5日目になります。

久しぶりに転倒してます。今回は動画も撮れました。動画の初めに入れてあります。

スケートボードの場合、かなり軽く滑るので急に足を取られるような転倒になります。(トリックなどに手を出すと転び方も変わるかもしれません)

足を取られ、頭部は最も大切な部分ですので高い位置に保とうとしている様子がうかがえます。両上肢は転倒時の衝撃を吸収するために後方に。保護伸展反応ですが、完全に伸展すると肘や肩が壊れますので肘を軽度屈曲させています。両下肢は足部が地面についているので体幹が落ちるスピードを緩めるために角度に応じて出来るだけの支持を行っています。体幹は後方に崩れるのを抑えるため立ち直ろうと屈曲を強めて頭部の立ち直りをで霧だけ起こそうとしているように見えます。

これらの反応は体性感覚や前庭感覚、視覚などから入ってくる外的環境情報と地面からの身体の位置情報などから無意識下に処理されて出された複雑な出力です。上に書いたような分析は動画を見たり転んだときのことを思い出しながら後からつけた説明にしか過ぎません。

これらは前回の記事に書いたようなゾンビシステムです。

私はこのゾンビシステムが働くことをある程度知っているのでスケートボードに乗ってみようという意思を持つことが出来たという風に考えることが出来ます。

無意識下の処理で転倒などに対応することがある程度出来るという無意識下の判断があるからこそ、乗ってみようという意思が生じたのです。転んだら必ず骨折などにつながると無意識下で判断しているのであればきっと乗ってみようとは思わなかったものと思います。

つまり、この場合は無意識下のゾンビシステムが意思に影響を与えたという事が来ます。


あと、思ったのが、膝の屈曲角についてです。転倒はいつも思わぬ動きを作ると思うのです。この転倒のときも膝が一瞬最大屈曲をしています。膝に限らず関節は様々なトラブルで可動制限が起きます。あるスタッフが膝の痛みを伴う可動域制限の患者さんと会話をしていたこと思い出しました。

患者さん

「正座は出来ないですか?」

セラピスト

「正座はね、膝のためにも悪いからしない方がいいよ。このぐらい曲がっていれば生活には困らないから。」

といった会話をいつも聞いていたのです。微妙に問題がすり替わっている気もしますけれど。

それはともかく損傷の程度、手術の方法、セラピストの知識や技術の限界など色々な要素で可動性に問題が残ってしまうことは多いのだろうけれど、転倒などの際に思った以上に関節が曲がったり伸びたりすることを考えれば、時間が許す限り痛みの無い可動性を増やす努力はやはり必用なのでは無いかと思います。

きっとそれが人の意思の多様性に働きかけるのでは無いかと感じたのです。

誰しも転倒はするものですから。

連続5日目。運動学習については前日とあまり変化はありませんでした。

新しいボードを使ったパターンが出来そうな気がすることは無くて、ただ滑る感じを維持しているといった印象の練習でした。20分ぐらい。

4/10

本日は久しぶりに午前午後共に仕事があったのでスケボはお休み。


4/11

休み明け。ちょっと慣れてきているようで、スピードがすこし乗ったりします。そのため転倒が派手になってきました。

今日は膝をすりむいていますが、ま、ケガと言うほどのことではなさそうです。

曲がることはすこし上手になってきています。ですから、今まで怖かった軽いくだりも曲がりながらすこしスピードを調整してみたりなんかしてます。

方向転換で、フロントを持ち上げたりすることが前回に偶然起こりました。

意図的に出来るかと思って何度か前を持ち上げてみましたがそのたびに転びそうになったり転んだり。

当然だけど、まだスケボーという道具に全然慣れてないですね。

ただ、1日休んだと言って運動学習が悪くなっている感じはしないです。

むしろ前回より思い切りが良くなっている。(だからこける)

少なくとも、運動学習は毎日続けなければならないというものでもなさそうな気がします。

動画のはじめは9日に転んだときのもの。それ以降は本日11日のものです。

よく転んでます。動画の最後が一番派手な転び方でした。

高校体育授業で柔道の経験が有って良かったと思います。ただ、畳と違ってアスファルトはかなり硬いですね。




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