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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

いきいきクリニックにお邪魔してきました

更新日:2023年2月28日


今年に入って、「いきいきクリニック」からご連絡がありました。

透析中の患者さんの運動療法を手伝って欲しいとのお話でした。

透析中のリハビリテーション、余り経験が無かったので色々調べてみたのですが、一緒に勉強をさせていただくという事でお手伝いをすることに。


ということで、昨日にお邪魔してきました。今日も伺わせていただきます。

病院のスタッフはとっても協力的に対応していただいていまして、とても仕事がしやすかったです。

久しぶりの病院でのリハビリテーション。

何だか懐かしかったですね。


初日という事もあるかとは思いますが、リハビリをさせていただいている最中は医師、栄養士、事務長がずっとついてこられています。

ですので、感じたことや実施していることを簡単に説明しながらリハビリをさせていただきました。

おかげさまで、とっても安心して患者さんとコミュニケーションをとりながら実施できました。

ありがとうございました。


昨日の印象だと、やはり、不動による痛みを訴えられる方が多そうですね。まだ3人しか診ていないですけれど。股関節、肩関節、膝関節、腰などなど。

あと、むくみなど局所循環障害による組織変性、特に足部、足底などのむくみは歩行の際のバランスに影響を与えそうです。長期的にむくみを繰り返しておられたら、局所循環障害による感覚受容器の変性などもあって感覚が鈍くなっておられる可能性もありそうに思います。

長時間、仰臥位(仰向け)で寝ていることや身体の状態を見ると、おそらく家でも入眠中の寝返りなどの動きも乏しいのでは無いかと思うのですが、重力による圧迫に起因していると思われる多裂筋や、その他の脊柱起立筋群のボリュームの低下(萎縮)。

これもまた、長時間の仰臥位による影響と思うのですが、腰椎前弯の減少。脊柱の可動性の低下。

仰臥位で膝を立てて、左右にぺたんと倒すことが出来ない感じです。

これは胸郭の回旋も乏しくなっていることを示しているようで、胸郭の硬さも出ているようです。

何度か回旋を入れると呼吸が深くなるようなかたもおられました。

呼吸が浅い方に「よる寝られますか」と尋ねると、やはり何度も覚醒をされておられる様子。

ちゃんと眠ることが出来るようになられるといいなぁと思ったりしながら。


透析中の運動療法というと、筋力に目がいきがちなのではありますが、筋力を効率よく発揮するための土台が姿勢制御の部分です。痛みのある方達に筋力をつけることより、もしかすると姿勢制御が効率よくなるように働きかける方が治療効率が良いのではないかと感じます。


取りあえず。

先に書きましたように、今日も「いきいきクリニック」にお邪魔してきます❗


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