以前に、EBMと言われるものに疑問を呈していたのですが、ある先生から、そんなことを言っていたら敵を作ると教えていただきました。
敵を作るのは本意ではないですし、過ちを繰り返したくはないですから色々考えてみました。
ところで、「EBMという名の宗教は終焉を迎える」と考えておられる先生方がおられるとかおられないとか。(^^;
以前は私もそう思っていました。
(今は違うかもしれませんよ。今のことは言ってないですから。今もそう思っているかもしれないし、そう思っていないかもしれないし。)
ですが、EBMの研修会に出れば多くの先生方はEBMを信じておられます。
リハビリに関わるEBMではマッサージは効果があまりないとされている様ですね。研修会では「私はマッサージはしない」と断言されている先生もおられました。
個人的にはマッサージの効果が低いと判断するためには、何のどう言った症状に対してマッサージを行うと効果がないのかと言ったことまで実験で示されていて、さらにそれが基礎医学研究結果からの論理的な説明がなされていないとそう言った判断はできないと思うのです。ですが、世間一般が効果がないというのであればそうなんでしょう。マッサージをするPTやOTなんてもってのほかですね。
よく知らないのですが、最近では訓練室のプラットホームを減らすのがトレンドなのでしょうか?そんな話をチラチラ耳にします。プラットホームがある環境だから患者さんが寝てしまうのだという理由?ほんとによく分からないのですが、そんなもんヒトによるでしょうと考えている人もいるとかいないとか。
けしからんですね。
EBMはみんなが信じているわけですから、信じたほうがいいですよ。間違ってるわけないじゃないですか。科学的に証明されていることなので、未来永劫に正しいことなんです。
今まで、間違いがあった様な気もしますが、きっと気のせいです。
EBMが流行みたいなもので、いずれ「EBMという宗教が終焉を迎える日が来る」なんて考えておられる人がおられる様ですが、誠にけしからんですね。
流行のわけないじゃないですか。科学的根拠ですよ。一体「科学」というものをどの様に捉えているのでしょうね。
私の考える科学、あるいは科学的なディスカッションのために必要な要素を書いておきますね。あくまで私見ですよ。
あれ?
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以下のようなサイトを参考にさせていただきました。(^^;
・科学と「ニセ科学」を巡る風景 ・EBM神話の終焉とPrecision medicine(精密医療)の裏側 あくまで参考にしただけですよ。 ( ´Д`)y━・~~ 2022/07/20
意外に読んでいただいている記事の様なので、追記を。
「EBM神話の終焉とPrecision medicineの裏側」を書かれた東海大学循環器内科教授 後藤真哉先生はこう書かれておられます。
「私は、若い医師にRCT論文やGL(ガイドライン)を読むことを勧めない。「それより教科書で病態生理を学びなさい」と言う。明日更新されるかも知れないGLを追いかけても、マニュアルワーカーにしかなれない。医療の専門家としての思想や世界観を鍛えておかないと、環境の激変には対応できないと考える。」
これをどう感じるのかは、読まれた方次第なのでしょうね。
私は、個人的にではありますけれど。
この意見に激しく賛同します。
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