今、感覚の事をまとめているところなのですが、筋紡錘で詰まっています。
筋紡錘の位置なんですけれど、筋内膜か筋周膜の中に含まれているのか、膜の外に存在しているのか?
また、筋紡錘が接続しているのは筋内膜、筋周膜などの膜組織かそれともインテグリンで筋繊維その物に接続しているのか?
どうなんでしょう?
筋周膜の内部に存在しているのであれば、筋紡錘の付着はおそらく筋周膜その物か内膜と推測することは出来そうに思うのですけれど。
多分、膜組織の伸張を刺激として拾っている場合と、筋繊維その物の伸張を拾う場合ではアプローチの方向性が少し変わってくると思うのです。
いま、解剖に詳しい先生にお尋ねしているところではあります。
筋紡錘・・・いったいどうなっている?
11/23日追記
あぁ、もう書いていると思っていたのですが、ここには書いていなかったですね。筋紡錘は筋周膜に存在しているみたいです。内膜は薄すぎるのかも知れません。筋外膜に存在している可能性もあるのでは無いかと思います。
(写真は https://funatoya.com/funatoka/anatomy/Rauber-Kopsch/1-31.html より引用させていただきました)
面白いと思うのは、Fasciaという原繊維がシート状になっている構造の中に筋紡錘/腱紡錘という固有感覚受容器が含まれている事。シート状の構造ですから構造からくる感覚の広がりと伝導の早さが推測されますし、それがアナトミートレインに沿って物理的に感覚を伝達しているであろう事です。それらの感覚が固有受容感覚の一部として脳で情報処理をされているのは間違いが無いでしょう。ですので、感覚入力はFasciaの影響を考慮していく必要が大きいと推論できるのです。
面白くないですか?
間違いなくセラピーに展開できる情報だと思います。
もしかして既出?
(^_^;)
よろしければ、感覚系の資料も見てみてください。
2022/07/09
改めて筋紡錘と腱紡錘について、考えることをまとめてみました。リンクを貼っておきますので、どうぞクリックしてみてください。
ブログ記事:「筋紡錘と腱紡錘」
2023/05/28 追記です
既出でした。(^_^;)
2020/02/20に出版された「ファシア」という本に似たようなことが書いてありました。
面白い本なので、読んでみてください。
医道の日本社 David Lesondak著 小林只監訳 「ファシア」4500円です。
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