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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

針の記憶


私、透析中の運動療法のお手伝いをさせていただいているのです。

はじめた頃は、動きが少ないなぁと思っていたのですが、しばらく病院に通っているうちに気付いたことがありました。

若い方は結構ごそごそされるのです。

だけど、結構お年の方はじっと仰臥位でおられることが多いのですね。

年齢的に体力がといったこととは少し違う感じがしてまして。


そういった人達とお話ししていたら、動くことを怖がっておられるかたが多いような印象です。

横向きになりましょうかと云ったら、「横に向いていいんですか?」とか・・


結局、透析中に動くのはイケないことだと思われていて、透析中の4時間位をずっと仰臥位でおられるような状態なのです。


で、若い方は結構ごそごそされておられたりします。


ふと思ったんです。

私が子供の頃って、点滴と云えば金属の針が手に刺されていたのですよね。

動くの怖いですよね。なんか血管を突き破ったり、他の所に刺さったりしそうで。


結局原体験としてそういった医療行為が記憶に残っていて、現在のフレキシブルな針で多少動いても大丈夫だと言われても、無意識下の記憶がそういった体動を抑制してしまっているのでは無いかと思ったりして。

金属針の記憶ですね。


良くはわかりませんが、そういった事も有るかも知れないなぁと思ったのではあります。


さ、今日もこれから病院に向かいます。


がんばろっと。


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