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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

障害の二面性

障害は個性と言えるのか?


障害というのは、社会的な側面から見た障害というものと、個人的な障害というもののふたつの側面が在るのでは無いかと思うのです。


それ以外もあるかも知れませんが、今思いつくのはこのふたつ。


社会的な側面というのは、家族、地域、会社、日本など様々な枠組みの社会があるわけですが、その社会の中で適応が困難であるという意味で社会的な障害の側面を持ちます。こういった側面から考えれば、障害は社会の中で、多様性のある構成要素のひとつにしか過ぎないので、個性という言い方が許されるかも知れないかと思います。

これは社会が定義した障害という事が出来ます。


今、リハビリテーション医療で「回復」させようとするのはこの社会的障害の側面が非常に強いのですね。社会で適応していただき、出来るだけ医療や保健制度から離れていただき、国や自治会の出費を抑えるため、自立すれば回復と考えるわけです。


ところが、同時に障害というのは非常に個人的な側面も持ちます。


この個人的な側面から見ると、「障害は個性である」という表現は当てはまらないのだと思います。出来ていたことが疾病により出来なくなったり、マジョリティと比較して明らかに能力に差がある場合などは、個人的にはやはり障害を感じてしまうものだと思うのですね。



たぶん、自費リハビリというのは、医療保健制度ではなかなか診ることができない、そういった、個人的な障害を軽減させることも可能である事業だと思うのですね。


そういった意味合いに置いて、自費リハビリは病院や施設などから卒業を余儀なくされたリハビリ難民と言われる人達の受け皿になるとともに、医療保険制度で提供されるリハビリテーションとはまた違った、個別性を対象としたアプローチが可能な事業であると言えると思うのです。


このネタは、しばらく温めて、いずれもっと詳細に考えてみたいと思っています。


写真は、SNSで見かけた情報です。



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