先日、インストラクターの先生をお目にかかり、お話をする機会があったのです。
面白かったです。
足関節背屈に関わる手技のお話をしていたのですね。
どの様に、小趾の外転を引き出すのか、それに関連する解剖学的知識はなんであるのか。
内容的には、前々回からブログに書いているReflex reversalの続きになるのでは無いかと思います。そんなことがあったら、実践してみたくなりますよね!
で、実際にアプローチしてみると、かなりはっきりとした動きが出ました。
(*^_^*)
まぁ、まだ1症例ですからなんとも言えないところもありますが、今後症例数を増やして、どの様な人に効果があるのかといったことも含めて検討していきたいと思っています。
その時の動画です。INSTA360 X4は持って行くのを忘れてました。(^_^;)
(動画の中で、"総趾伸筋"と書いてい在るのは、”長趾伸筋"の間違いです。(^^;)
この様な反応がこれだけ出ると云うことは、多分脳の回路の中に記憶としては残存していたのだろうと思うのです。
それが、今までの歩行を含めた動作パターンの中では出現を抑えられていて、いつの間にか忘れ去られていたのだろうと思います。
数年たってもこういった出力パターンの記憶が脳に残っていることを考えれば、超早期や回復期で、歩行自体のスピードや安定性を早く獲得させるという目標と共に、こういった反応を速やかに出現させるにはどの様なアプローチが良いのかといったことも検討すると、今よりもっとよいリハビリテーションの流れが出来てくるのかも知れませんね。
ところで、こういった手技などは、自らの手の感覚が大切なのだと思うのです。
筋肉や軟部組織が変化してきているのかどうかといったことは、目からの情報では捉えきれないことも多いので、触れている手の感覚って云うのはとても重要なのです。
自分の手の感覚情報に耳を傾けながら、ご利用者さん、病院であれば患者さんの脳の情報処理を考えて行くことが、こういった手技を支えているのだろうと感じています。
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