結局、医師2名とOT1名の参加で秘密の研修会を行いました!
なぜ秘密かというと、10年以上前に撮らしていただいた動画を利用したのです。ご家族の許可を得ているもののずいぶん前のものですし、今はもう疎遠になっておりますので、少なくともネットに出すわけにはいかないのです。
だけど、画像でわかる脳の異常が必ずしも臨床像と結びつくわけではないということがはっきりわかるインパクトのあるものです。
それをもとに、脳の可塑性を話題にしていったのです。
リハビリテーションにおいて可塑性を感じることができるのは動きや認知の変化といった表出される事柄などによるものが大きいのではあろうと思うのです。
その表出される動きや認知の背景にあるものとして、姿勢制御が存在しているわけなのです。
たとえば、何か未知の物体を観察してみようとするときに、手で持って目から遠ざけて色々な方向を向けてみたり、近づけて細かな部分を見たりするわけですが、その際には胸郭と頭部の安定性が眼球の位置(視点)を安定させたり、手の動きに対して胸郭や頭部が動揺しないような姿勢コントロールが無意識下で起こっている必要があるのです。それらがなければ物体の形状やその他の性質を観察し切ることがしにくくなります。
認知と言われるものと姿勢制御や運動制御が別々のものであるという考え方は、無理があるのではないかと考えていることなどを脳の可塑性と併せてお伝えしました。
もちろん、これらはおそらく個人的な意見ですので、そう言ったこともあって、秘密の研修会なのです。
私が調べたり学んできたことからは、概ね正しいのではないかとは考えているのですけれど、あくまで個人的な意見ですから、それを個人的な意見として聞くことができる人たちだけで。
それと、保険外に出て、病院でのリハビリテーションを再考したこと。
この辺りも完全に私見です。
急性期や回復期で行われている活動が年月を経過してどのようになってきているのかという推論、それをお話しさせていただきました。
それは急性期で、やっておいて欲しいことや、あまり積極的にやってほしくないことなどなど。
だけど、私見ですから。💦
概ね楽しんでいただけたようでよかった!

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