今年の春に入った頃に、県作業療法士会のブロック会の講師をさせていただいたのです。
そのときの参加者の方で、職場ではあまり積極的に動けていないという評価をされておられた方が来られておられました。
上司の方も一緒に来られていたのですが、後から、職場では見せることが無い熱心な顔で参加されておられたとのこと。
うれしくお話を伺っていたのです。
そのとき、ほかの先生から、Activityの要素が乏しくてOT的では無いとご指摘されたりもしたのですね。
確かに。
私にとって、脳の情報処理は、運動と感覚、高次脳機能とそれ以外の脳機能とか明確に分けることはできないものなのです。どこをとっても複雑な回路網を行き来する電気的なパルスに過ぎず、運動と感覚も本来ひとつのものをわかりやすくするために便宜的に分類しているにしか過ぎないものです。高次脳機能もそう。
そして、脳の出力はそれがどのような形であったとしても、Activityであって、手を上げると言ったことであったとしても、手を使って料理をすると言ったものであっても、そこに優劣や差があるわけでは無く、どれもこれも人の織りなす活動であってActivityなのです。
そこに小さいとか大きいとか、単純であるとか複雑であるとか、目的があるとか無いとか。そんな分類にはあまり意味が無いと思うんですね。便宜的に分けたとしても、それぞれの要素が非線形の相関関係下にあることは間違いが無いので、本質的には分けて考えるべきものでは無いと思うのですね。
というわけで、まぁ、私は別にOT的だとかOT的では無いとか、あまり考えないのですね。
ふ〜む。素敵な写真ですね。
私は私の人生さえデザインできずに生きております故、他人様の人生をデザインするのは難しそうです。(^^;
(ヤハリOTテキデハナイ? (^^; )
ただ、そういった方向性のアプローチであっても、その学びや経験を楽しんでいただけるのであれば、それでいいのでは無いかと思ったりして。
先日、何かの話の時に、最初に書かせていただいたスタッフのお話が出て、その勉強会の後、OTの県士会に加入されたとお聞きしました。
私のやったことが少しでも何かの影響があったとするのであれば、やっぱりうれしいですね。
ほら、私がOT的では無かったとしても、どうやらOTの県士会のお役には立てたことになりますでしょ?
(*´▽`*)
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