ここ最近、高齢のご良心を持たれるご利用者さんから立て続けに似たような相談を受けることがありました。
私は医師では無いので診断は出来ませんが、お話を伺うかぎり一過性脳虚血発作(TIA)が疑われるような印象です。
病院を受診されたかたもおられれば、様子を見ておられるかたもおられたり。
水分摂取の状況をお尋ねすると伺うと、やはり少なそうな印象です。
取りあえず病院の受診をお勧めしながら、持病のことなどを確認しつつ水分摂取を促すことにはなるのですけれど。
お話を色々していると、やはり御高齢者ですので、頻尿であるとか動きにくさからトイレに行くのがちょっと面倒な感じなんですね。
それに応じた治療計画なども考えていただける様な医療機関にかかるのが良いかなぁと思うのです。
泌尿器科のある病院であるとか、それぞれの状況に応じて行くことが出来れば良いのかなぁと。
かかりつけ医にトイレに行きにくい原因と思われることも含めて相談すると適切に対応していただけるのかも知れません。
病院に勤めているときには、水を飲んでくださいという話をすることがありましたが、実際地域に帰ると病院に行く前の人達が色々な理由で水分摂取を控えておられることに改めて気付きます。
あと、おまけに、脳梗塞が疑われたら症状が良くなったとしても脳ドックなどを受けることをおすすめします。
出来れば、将来、脳梗塞を発症したときのために、近所でTPAや血管内治療が行われている病院を探しておいてください。できれば、そういった病院で検診や脳ドックなどを受けてつながりを作っておくのは、万が一脳梗塞になった際に役立つかも知れません。
脳梗塞などの後遺症にリハビリという対応方法はありますが、そもそも脳梗塞になりにくい状態を作ることや、発症した際には後遺症を最大限少なくするようなことはとっても大事なんです。
さて、このブログを読んでおられる医療者さんがおられましたら、患者さんに飲水を勧める際に、患者さんが無意識下で飲水しにくくしている原因を探してみてください。その原因がある場合、それが除去できなければ、ただ勧めるだけでは飲んでいただけないのでは無いかと思います。
PTやOTの職域の人が読んでおられましたら、患者さんが退院される際にトイレまでの移動や移乗だけでは無く、どのような季節でも快適にトイレに行って排泄が可能である環境かどうかは結構大事かも知れませんので、チェックしてください。
なんとかトイレに行くことが出来るという状況では、水分などを十分とっていただくことが出来ないかも知れません。
ちょっと最近、立て続けに同じようなご相談を受けたのでちょっと気になって書いてしまいました。
皆さんも身体の調子に気を配って、楽しい生活を!
٩( ᐛ )و
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