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歩容と認知症



今朝、以前の職場の後輩からLINEで連絡がありました。

歩き方が綺麗なほど、認知機能の維持が出来ているという論文を見つけて嬉しがっておられた様子です。


私たちは、普通ふと人を見ていて何となくその人の醸し出す雰囲気から、ある程度その人がどのような状況であるのかというのを判断します。


怒っている/楽しそう/嬉しそう/悲しそう/どこか痛いところがある/考え事をしている/ボーとしている/眠たそう etc


概ねの様子はほぼ瞬間的に判断します。なぜそんなことが可能かと言えば、その人の情動や認知などの精神機能に分類されていることは概ね姿勢/運動とリンクしていることを経験的に学習しているからだと思います。


姿勢、動作のスピード、表情、声の質、眼球運動などなどを統合して人の様子を判断していくことが出来ます。

つまり、脳の活動の表出機能で判断しているのですが、表出機能は脳内の情報処理の結果ですので、情動と同じと考える事が出来ます。例外はありますけれど。


かつて大阪で私を指導していただいていたPTの先生などは目の動きや表情で私の思考をある程度判断しながら指導されておられました。概ね正解でした。(^_^;)


さて、歩容と認知症。

やはり関連性は強いはずですし、その歩いている様子は、私たちには違和感として捉えられます。

例えば、気温やその他交通量などなど環境情報から推測できる歩行スピードから逸脱していたり、歩行中に眼球運動が乏しかったり。音などへの反応が遅延していたり。なんだか、ふと目につく感じ。

すれ違ったときに、あれ?と思うような。

まぁ、言ってみれば当たり前の事なのですけれど。それが論文になっていたと。


まぁ、そういった話題だったのですが、なぜこんな記事をアップしようと思ったかというとですね。

医療保険下リハビリテーションの世界では、歩容とか余り評価項目に上がらないのです。リハビリテーションの効果としては10メートルを何秒で歩けるかとか、何百メートル歩けるとか。

装具や杖を使用しているとかいないとか,目に見えていて,さらに数値化出来るものだけで判断します。

歩き方がどうこうというのは評価が難しいのでリハビリの効果判定に使うには難しいのでしょうね。

だけど、本当は歩容は大事なんです。

普通に考えれば当たり前の事がきちんと取り上げられていないような状況の中。

そんな中、後輩がこの論文を見つけて、嬉しくなって連絡をしてくると言うのが私にはとっても嬉しかったのです。

何だか、良い感じで成長しているなぁって。


学ぶことを楽しむ。そして、臨床を考え、臨床に役立てる。そういった事が出来るのって大事だと思うんですよね。


これからも学ぶことを楽しんで欲しいと思っています。

٩( ᐛ )و




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