橋出血後のリハビリ
更新日:9月4日
2008年発症の方です。
今年に入ってご家族が新型コロナに感染され、2ヶ月程度、病院のリハビリテーションも「セラピースペースながしま」のご利用も無く、家におられたそうです。
立位バランスの低下と、上肢の屈曲が強くなったことを気にされて、ご利用になられました。
動画は、90分程度のアプローチを30分程度に圧縮したものです。
なんとか、上肢と立位バランスを改善して喜んでいただけました。
(^_^)v
最近、強く思うのですが、脳卒中のリハビリにおいては、麻痺側上下肢や非麻痺側体幹の感覚情報を体系づけて脳に送り届けることが大切なのでは無いかと。
軟部組織の状態や姿勢筋緊張の状態の変化で、身体からの情報、特に麻痺側上下肢からの感覚情報は外的世界をある程度正確に反映するものでは無いのだと思うのです。
ちょっと身体が傾いていても、足部は大きく傾いているといった情報になっていたり全然傾いていないという情報になっていたり。
余りに変化する情報は、脳にとって安定した外的世界を脳内で構成するために不必要な情報となってしまい安いのでは無いかと思うのですね。
不必要な情報を送ってくる身体のパーツに対して、脳はきちんとした応答(出力)を送ることは無くなるのでは無いかと。
逆に言えば、それらからの情報が有用であると脳が判断する(無意識下ですよ)ものであれば、脳は積極的にその情報源を活用しようとするのでは無いかと思うのです。
そんなことを考えながらアプローチをさせていただいた動画です。
長い動画ですので、興味のある方は、飛ばしながらでもどうぞ。