第1回目で解剖などを中心に。
2回目は神経学的な部分からのお話でした。
認知~扁桃体でのgo/nogoといったプログラムの選択。ただ、嗅覚は強いという話をされていたように思います。
たしかに、嗅覚は意識とかより先行して反応を出しちゃったりしているような気がしますよね。
ほら、大阪の鶴橋なんか、駅のドアが開いた瞬間に香りにつられて焼き肉が食べたくなったりして。
まぁ、焼き肉の香りなんかは後学的なもので、認知〜扁桃体の流かも知れないですけれど。
ただ、なにかの香りでおなかすいているのにふと気が付いたりするというのは、香りが意識より先行して行動にバイアスをかけて摂食に向けたアクションを起こさせるようなトリガーになっている気がするのです。
そして、日本人ですから、日本人に特有の遺伝に組み込まれたようにさえ見える香りのパターンも有るんじゃ無いかなぁと思っていて、ふと思いついたのが・・・
あたたかな焚き火の香りとともに炊き上がるお米の香り。これにお焦げの香りとか入っていたら、めちゃくちゃ食べたく(摂食行動をとりたく)なったりするのでは???
まぁ、遺伝ですから、こういった香りにポジティブな反応を返す遺伝傾向を持つ人達が生き延びてそういった傾向が結果的に生じていると言うことなのであろうと思うのですけれど。
ま、たぶん、日本人なら摂食に関する反応性が高くなる香りだと思うんですよね。
ご飯。
私なんか、夕ご飯が終わった後にこの記事を書いているのですが、書いているだけでお焦げの入った塩おにぎりが食べたくなってきています。(^^;
こんな感じの香りで中枢神経系を摂食行動に向けた情報処理に切り替えていただいてから摂食のリハビリテーションをおこなったら結構上手くいくのかも知れないですね。
そのうち、Nsステーションでご飯を炊いたりなんかしてたりなんかして・・・。
面白そう。
あ、かなり研修会の内容から外れて話題が蛇行しております。
ごめんなさい。
研修会では、中枢神経系のお話と、コア、姿勢制御と呼吸、摂食の話を組み合わせてお話をされておられて、とても楽しかったのです。
相変わらず話がうまいですねぇ。森先生。
ありがとうございました。
そうそう、呼吸機能と姿勢制御は関連しているのですが、神経学的基盤がどこにあるのかと言ったことを考えた時期がありまして。
個人的には、橋結合腕傍核とケリカー布施核あたりが関与しているのでは無いかと思っています。
確か、双方ともに辺縁系との接続もあって、自律神経系と運動を結びつける部位だと認識しています。このふたつを腹圧の高次中枢としている文献もあったりします。
また、近年では橋結合腕傍核を高次機能と自律神経系を結びつける架け橋的な役割をしているとの見方もある様です。
きっと皆さんもうご存じとは思いますが、結構マイナーな核ですので、一応書いておきました。
(*^_^*)
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