慢性鼻炎と肩こり

12月18日にはじめてお会いした方が、肩こりが強いとの話でした。で、話を伺っていると慢性鼻炎で子供の頃からずっと苦労していて、友人と食事に行っても食事の香りとか話がかみ合わなかったりすることも多いとのこと。確かにお話を伺っている最中にも結構頻繁に鼻をすする動作をされておられました。

姿勢で特徴的なのは、両側の上腕骨頭が前下方にずれていることで、上部胸郭がやや屈曲気味。

僧帽筋等は前方に捻れながらアライメントを崩しておられました。


で、現在は服薬で治療中とのこと。

じゃぁとりあえず上鼻洞〜中鼻洞は閉塞気味で炎症などから膜の動きは弱くなっているでしょうし、慢性的な炎症ですから結合組織の状態もあまり良くなくて膜自体の動きも制限されている可能性が在るでしょうし、前頭洞や上顎洞などの副鼻腔も膜の動きが制限されていると推測して、膜のテンションをある程度上げて自動的な動きがある程度保証できるように操作をしていくと少し良い感じだとのことでした。

で、頸部〜上部胸郭に触れていくとまぁ、硬いです。ですが、とくに広頸筋/胸鎖乳突筋/斜角筋群などと、小胸筋はそこそこ短縮気味な感じで伸びにくい印象でした。そこに筋膜リリースと言うか、原繊維の動きから膜の滑走が起こるように操作をして、上部胸郭から頸部に対する頭蓋骨のアライメントを修正していくようにすると、小胸筋以外はなんとか滑ってくれました。

で、小胸筋はとりあえず単独で動くようにしていって、後はそれらの繰り返し。

おまけに脾臓周囲の軟部組織を動かすように体幹活動も誘導して。

ちょっとずつアライメントを修正してから座位になって胸椎の動きを誘導。で、立位で抗重力伸展が起きるように体幹を含めて姿勢筋活動が起きるようにしていったら、なんとか鼻の通りも肩こりも良い感じですと反応されておられました。

家でも出来る簡単な練習をお話しして、また何かあったら連絡を頂くこととして終了。


たぶん、かなり頻繁に鼻をすすることから独特の姿勢制御になっておられたのでしょうね。

鼻炎から肩こりがくる理由がなんとなく推測できたセッションでした。