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スケボーと運動学習 5

執筆者の写真: Nagashima KazuhiroNagashima Kazuhiro

更新日:2021年4月23日

まぁ、3日続けて1日休む感じでぼちぼちと進めてきていました。

4/20と4/21の動画を載せておきます。

基本的にはすこし慣れてきている感じですね。

20日に出来ていなかったスラロームですが、21日はいきなり出来そうな気がしてやってみたら出来ました。

運動学習自体は進んできていますが、今後運動学習について特筆するようなことがあるとすれば、後は休息が長くなった場合でしょうか。

それを確認するためにはもう少しスキルを上げておく必要がありそうですので、すこし間をおいてシリーズを続けていきたいと思います。

今回は、今まで感じた姿勢-運動学習の特徴をまとめておきます。

1)姿勢と運動学習は継続が必要だけれど、毎日続けていると3〜5日で学習効率が悪くなります。これは同じ事に集中できなくなったり、上手くいかないことにイライラしたりすることも含めます。集中できないとかイライラするなどの高次脳機能や情動も脳の全体的な或いは局所の疲労を示すものだと考えられるからです。こういった際は転倒が増える印象があります。

2)転倒などの習熟によってある程度自信を持ってボードの学習に取り組むことが出来ると言うこと。ボードにのるという姿勢制御を学習するためにはボードから安全に転倒することが必要だという感じがあります。

3)運動学習の結果は、その場で現れることもあるけれど、翌日に急に現れることがある。また、3~5日続けて学習効率が悪くなっているときに1~2日の休息を入れると、再開したときにふと出来ることが多くある。これはおそらく姿勢制御と運動制御の学習は進んでいたものの脳や身体の疲労要因などでやろうとしたことがうまく出来ないときがあると言うことなのでは無いかと感じます。で、休むと学習は出来ているのでパターンの出力は上手くいくような感覚です。

4)学習が進むにつれ、新しいことにチャレンジできる気がしてきます。学習はボード上の姿勢制御です。それが上手くいくという前提が成立してくるとその状態からのバリエーションが広がる感じです。当たり前ですが、ボードの上に立てなければ滑ろうなどとは思いません。同様に曲がることが出来なければスラロームのような動きをしようとは思いつきもしないはずです。

5)減速が意外に大切で、スピードが乗ってくると減速したくなるのですね。減速の仕方がわからなかったらくだりで長い間乗っておくことは出来ないと思います。

6)こういった練習をしていると、日常生活で様々な動作に汎化されていることに気付きます。立位でズボンや靴下をはいたり、洗濯物を取り出す際に洗濯槽に手を突っ込むときに起こる片足への重心移動、階段の上り下りなど色々なところで恩恵を感じることが出来ます。これらは概ねコアのシステムが活性化したためでは無いかと考えています。


と、これくらいでしょうか。また何かあったら追加します。

では次回はすこし間が開くことになります。


追記です。

忘れていました。練習の基本的なコンセプトは、出来たと言うことを重視するのでは無くて、ボード上やボード操作時の姿勢制御が上手くいっているか否かに注意して進めました。

また、休息は何度も書いているように、3~4日に一日程度の休息を入れるようにしています。

面白いことに休息日の夜、睡眠時にボードに上手に乗れている夢を見ることが多い印象があります。







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