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コアのシステムと片脚立位


スケボーを始めてから、片脚立位の左右差が気になるようになりました。

左がすこし安定しないんですね。

例えば、軍足(足の指のあるソックス)をはくときなど、右片脚立位は安定していて左はゆっくりと履くことが出来るのですが、左片脚立位で右を履くときにはちょっと崩れやすいのです。左足をいざらせたりして重心位置を調整したり。膝の動揺も激しかった。

「なんでだろう?」

自分の動きを感じるように観察/触診/分析をすると、左のp-APA’sが弱いみたいなんですね。

ダブルスタンスから左の片脚立位に変わるときは不安定性はあまり出ないので、動きと共にあるa-APA’sはまぁそこそこ効いている感じ。

その後、左片脚立位を保持していると、保持中の僅かな重心の移動に対して反応が遅れているのでリアクティブなバランス反応(動揺性/不安定性)が出現するまで崩れてしまうのです。

つまり、足底の固有受容感覚→下腿三頭筋の左右の張りの位置などの感覚→膝の荷重感覚→ハムストリングスや四頭筋の前後左右の張りの感覚→股関節の荷重感覚→体幹と言った感覚の流れが適切ではなくて、その原因は、コアのローカルシステム(p-APA’s)の低さによる体幹の不安定性があって、今度は逆にそのp−APA’sの不安定性からくる股関節→膝関節→足関節の不安定さが足底・足関節からの感覚フィードバックを悪くしている。

また、p-APA'sの低さはa-APA'sの応答性を遅延させることが知られていますので、より崩れやすくなるという悪循環の推論を立てたのです。


で、それに対して二つの自主練習(・・・と言うほどではないですが)を行ってみました。

1.大きく左足を前にだして体幹は垂直。左足に重心を移しながら下肢の抗重力伸展と共にコアマッスルの出力を上げていく様にすること。

2.歯磨きの時に3~5分程度、左下肢の片脚立位で歯を磨くこと。これは、デュアルタスクをかけてコアの自動性を高め、感覚入力に対する無意識下の姿勢制御を学習させていくことを目標に。


結果は良さそうですね。

左下肢がずいぶんとしっかりしてきました。

この左下肢がしっかりしたと言うことはコアのローカルシステムが無意識下に十分な出力を持ったことを意味していると考えています。

動画は、こんな風に崩れていたと言うことを表現するように動いています。すこしわざとらしいかも。

今はあまり崩れなくなっています。

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