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執筆者の写真Nagashima Kazuhiro

イライラの原因



病院にリハビリテーションのお手伝いに云っているのです。

そこで関わらせていただいている患者さん。

ちょっと前に体調を崩され、入院されました。

今は退院されているのですが、貧血が強くて。

貧血に対しては、お薬を調整しながら経過を見ておられるところです。

少しずつ改善されてるようなのですが、なかなか時間がかかる様子。

その人が、イライラするとおっしゃいます。

そりゃイライラするでしょうと私は思ってしまうのです。

何でイライラするのかわからないと、何かしらの理由を一生懸命考えておられます。

眠ることはできますか?と問うと、やはり眠れないと。

夜中に起きていると、いろいろ考えてしまってとお話しされておられます。

多分ですね。

貧血で脳の機能が少し落ちてめまいがしたり、全身的にに酸素がきちんと運ばれないでしょうから、疲れやすくて、すぐ息切れしたりされておられるのでは無いかと思います。

身体は、不調なわけです。

イライラするのは、多分そのせいなのです。

身体が、「体調がおかしいよ」と一生懸命出しているサインが、そのイライラなんだと思うのですよ。

ですから、イライラして何かその原因を探していって何か思い当たること、たとえば、人との関係がうまくいかないとか、こんな病気になったせいだとか、何かしら原因を探し当てたと思っても、結局はイライラしたままのはずなのです。

ですから、身体の状態が良くなるように何をすべきかと云うことを優先させることが最も必要なことなのです。

睡眠や休息、食事、そういった基本的で大切なことをしっかり。

体調の回復に伴って、イライラすることは減ってくるはずなのです。


睡眠がきちんととれない、おなかがすいている(栄養状態が悪い)、とても疲れている、息が苦しい、身体が痛い、ずっと排泄がうまくいっていない、暑い、寒い、動きたいのに動くことが難しい、脳が無意識に予測している報酬期待に対して報酬物質が少ない、そのほかいろいろ。

生存のために適していない状況を知覚したら、動物はイライラするものなのです。

それが普通なのです。

ですから、今、イライラされているのは当たり前のことなのですよ。


といったことをお話ししていたら、何となく落ち着かれてこられてました。

早く良くなると良いですね。

(^^)


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