とあるOTからの相談

更新日:5月27日

ふと連絡があり、目を通してみると。

無視傾向(多分文脈から察するに左無視と思います)のある方に、OTとしては左の認知を高めるように姿勢制御を整え四肢を緩めているのに、そのOTが休日の時、他部門のアプローチでに身体がガチガチになってる。

(たぶんここで姿勢制御に関する脳の可塑性は感じ取っておられるのだと思うのです。)

高次脳機能の評価を求められるが、高次脳機能の検査をするように依頼するのであれば、きちんとPTが姿勢を安定させる方向のアプローチをして欲しいと思うのだけれどどうしたら良いのか?(ここで、姿勢制御と高次脳機能が関連していることもわかっておられると判断しました。)と言ったような内容でした。


まぁ、私はそういったやりとりが職場で上手くいかなかったので辞めてしまったヒトだから私に相談しても・・・というところはありますが。


多分、PTではすこしでもFIM効率を上げるべく一生懸命立位や歩行を取り入れておられるのだと思います。期間が限られていますし、患者さんの人数が多ければ場合によっては一人一人に時間をかけることが難しいのかもしれません。


それぞれに一生懸命なのだとは思います。何が上手く回っていないかを考えると、同じ職場内でPTとOTの中でアプローチの共通項を生み出す事が出来ていないのかもしれないと感じました。

まぁ、これは病院を離れてすこし余裕が出来たから思うことではあるのですが。


で、二つだけアドバイスらしいことを。

(アドバイスになっていれば良いのだけれど)

1点目

姿勢と高次脳機能の関連性に気付いてなんとか改善させようとしているという気持ちはよくわかるので、もしセラピー時間がとれれば(とれなければこういうことをしてみたいので時間が欲しいとOTの上司に話をしてみるのも手かもしれません)、姿勢が崩れている時点での高次脳機能の評価、姿勢制御と認知がつながるようにセラピーを展開して姿勢が改善したときの同様の評価を行ってみると良いかもしれません。その際にペーパー上の検査で改善が見つかれば良いのですが、見つからなくても詳細に検査場面を観察すればポジティブな変化が見つかることと思います。その上で、セラピーの方針について話をすると共通した考え方の元にアプローチが出来るのかもしれません。


2点目

理論的なことは「神経システムがわかれば脳卒中リハ戦略が決まる」という本を買って読んでみることをおすすめします。

(これは、そもそも良い本だと思うこと。そして、製本されているものの信頼性は個人のスタッフが話を展開するより説得力があること。さらに一人が読んでいれば、脳卒中に関わっていて興味を持つスタッフがさらに購入して読むことが期待できること。そういったことを考えると、一定の共通項を持ちながらアプローチを展開できる可能性が高まることが期待できると思ったので。)


個の2点をお伝えしたのではありますが。

何らかのポジティブな変化が職場内と患者さんに起こりますように。


5/28日加筆

この記事を読んでいただいた方からご意見をいただきました。失礼ながら抜粋です。

「リハビリテーションの方向性を揃えるためにカンファレンスと言うものを行うのだと思っていますが、セラピストがそれぞれ勝手にやっている所はどーなってんだろう・・・(以下略」)」

このご意見を見て、ふと以前の職場のことを思い出しました。

一定の時間をとって、1症例の事について関連職種が一定の時間集まって意見交換をすること、せめて、PT/OT/ ST/ リハDrが集まって医師がまとめ役となって方向性を一つ一つきちんと決定するシステムがあれば良かったのかもしれないなぁと今更ながら思ったりします。

それらのスタッフが一定時間集まって1症例につき10分でも20分でも一定時間検討するような事が本来のカンファレンスで、例えば集まるのが難しいとかいう理由ですれ違いざまのディスカッションや病棟で行われていた医師/看護師のカンファレンスに参加することで、なんとかカンファレンスを行っているということにするのでは無く、きちんとしたカンファレンスの形を作ることが出来ていたら色々違った現在があったかもしれないですね。

この部分については譲ってはいけないところだったのだろうと今更ながらに思います。

ある意味、カンファレンスは患者サービスとセラピストの思考を深めるための業務的な生命線だったような気がします。カンファレンスを行うことで全員の患者を診ることが出来ないのであれば、それは常にセラピストのキャパシティーに対して患者数が多いという事だったのかもしれないです。しかしその調整は医師の役割ですのできちんと意見を伝えれば変わっていたかもしれません。

その他、経営を始めそれぞれの立場から色々な意見が出たかもしれないですが。それをまとめるのはセラピストのトップと責任者である医師の役割ですから。私たち下々のものたちはきちんとそうすべきであるという意思を示すことが大切だったのでしょう。







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