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「気の持ちよう」の脳科学




お茶の水女子大で神経科学を研究されておられる毛内拡先生。

いんすぴゼミという企画に参加させていただいているのですが、少し前に本を送っていただきました。

それが、「気の持ちよう」の脳科学という本。

毛内先生、ありがとうございます。

他の本も読みながらでしたので、ゆっくりでしたが本日読み終えました。


毛内先生の文章は優しく語りかけてくるような感じでとても読んでいて心地よいのです。


帯に、”心が弱っているのは「脳」の調子が悪いだけかも知れません。”と書いてあります。

心というものが何処に存在しているのかという議論は遙か昔からされていたことですが、現在では脳の情報処理が大きく関わっているという見方になってきているように思いますので、まさしくその通りと思いながら読ませていただきました。

(ところが、最近では脳は第二の腸と言われることもある様です。脳の全体的な調子に影響を与えている・・・ということは、心が弱っているのは腸が弱っているという事なのかも。(^_^;))


この本のなかに、毛内先生の考える、人と動物の違いが記載してあります。

「人間は他の動物とは異なり、エピソード記憶を発達させたことで、長期間にわたって、過去のことを覚えていられるようになったし、報酬系を発達させたことで、はるか、将来の事まで計画を立てれるようになった。」

もちろん、本の主題を修飾するため、単純化した表現なのだと思います。

面白いと感じたのは、エピソード記憶やそれを操作して将来報酬が得られるような計画を立てるためにはワーキングメモリーが不可欠です。ワーキングメモリーは歩行やジョギングなどで活性化されることが知られています。そういった事を結びつけて考えると、2足直立での移動と人間を形づくるエピソード記憶の発達や報酬系の発達は関連性があるのかも知れないと言う事になります。

なんか、ここのあたりがつながると凄く面白そう❗❗❗

٩( ᐛ )و


そんでもって、最後に驚いたのが・・・。

今日最終章を読んだのですが、最終章に「 パーツを全部集めたからといって、働きを持つ実体にはならない」と言う事が紹介されていました。これは、ここ最近私がブログで書いていたA+B+VABのお話ですね。読んでいない方の為に非常に簡単に書いておくと、要素を集めても全体を表すことは出来ないという話です。

多分、いんすぴゼミで先生のお話を伺っているときに、直接はこんなお話をお聞きしたわけではないのですが、もともとそういった思考をお持ちの先生のお話から何となく感じ取っていたのかも知れないですね。


ともかく、とても面白く読める本だと思います。

仕事に追われてなかなか色々な本を読むことの出来ないPTやOTの同僚の人達。どうぞ、年末年始の空いた時間に読書をされてみては如何でしょう。

(^o^)





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